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第2回分子ロボティクス年次大会

今年度も分子ロボティクスに関する研究発表の場として
第2回分子ロボティクス年次大会を東京工業大学大岡山キャンパスにて開催致します.
分子ロボティクスに関連した研究者,技術者,学生の交流をはかるべく,
口頭発表とポスター発表を募集します.
関係者多数の発表申込と参加をお待ちしています.
発表申込締切は2月15日2月22日延長しました),参加のみの申込締切は2月28日とさせて頂きます.)

■日時: 2019年3月14日(木),15日(金)
■場所: 東京工業大学 大岡山キャンパス ディジタル多目的ホール
(大岡山駅より徒歩3分)東京都目黒区大岡山2丁目12-1
■技術交流会(懇親会):3月14日(木)講演会後,同会場にて
■宿泊: 各自ご手配ください.


■主催: 計測自動制御学会 システム情報部門 知能分子ロボティクス調査研究会(主査 瀧ノ上正浩)
     分子ロボティクス研究会(代表 瀧ノ上正浩)
■併催: 科学技術振興機構 分子ロボットELSIプロジェクト(分子ロボットELSI研究とリアルタイム技術アセスメント研究の共創 代表 小長谷明彦)

■基調講演:田口 英樹 先生(東京工業大学 科学技術創成研究院)
併催・分子ロボット倫理シンポジウム

■特別講演:吉澤 剛 先生(Oslo Metropolitan University, Norway)
■特別講演:河原 直人 先生(九州大学 病院ARO次世代医療センター)

■参加登録・発表登録について
こちらのページをご確認ください.

■発表形式:口頭発表またはポスター発表どちらの形式で発表希望かを選択してください.(希望多数の場合は調整させていただきます)
*口頭発表は質疑含んで15分程度を予定(申込件数により変わることがあります).
*ポスターはA0縦長サイズ以内.

■分子ロボティクス若手奨励賞について
学生,および,博士学位取得後10年以内の若手研究者の口頭/ポスター発表を対象(本賞の受賞経験のない方)に,分子ロボティクス若手奨励賞(2名程度)を選考します.奮ってご応募ください.

【基調講演・特別講演要旨】

■基調講演:田口 英樹 先生
講演タイトル:「分子シャペロン研究から「新生鎖の生物学」へ」
タンパク質科学の基本は、生命のセントラルドグマに従って産み出されたポリペプチド鎖がアミノ酸配列によって規定される立体構造を形成(フォールディング)して機能を発揮する、というものである。フォールディングは常に失敗の危険にさらされているので、細胞の中では種々の分子シャペロンが精妙な仕組みでフォールディングを助けている。さらに、アミノ酸配列はフォールディング情報のみならず、自らが産まれてくる翻訳過程を制御して機能を調節する場合があることもわかってきた。本講演では、私たちが進めてきたシャペロンの分子機構や翻訳途上の新生ポリペプチド鎖(新生鎖)の生物学を紹介し、分子ロボティクスの研究者と議論を交わしたい。

■分子ロボット倫理シンポジウム・特別講演:吉澤 剛 先生
講演タイトル:「分子ロボティクスのモビリティと公共性」
今世紀に入り、テクノロジーアセスメントはイノベーションや倫理という社会的・政策的要請に十分応えられていないという批判を受け、先進国の財政難とグローバル経済の激化にあってその制度的な存続が脅かされつづけてきた。一方、科学技術ガバナンスの主体は政府や企業、大学にとどまらず、様々なアクターによって担われるようになり、責任ある研究・イノベーションの名において各主体への責任の適正な分配が求められている。分子ロボットは自律的・可動的・可変的性質があり、幅広い学問分野と応用領域にまたがる。また、一般の想像力を喚起しやすいことから計算論的、メディア的、社会的に多様な表象がなされている。本講演では分子ロボティクスのモビリティを捉え直すことで、新たな公共性の構築に向けた倫理やイノベーションのあり方について議論する。

■分子ロボット倫理シンポジウム・特別講演:河原 直人 先生
講演タイトル:「分子ロボット技術の倫理的視点と議論の方向性」
今般、分子ロボット技術に関する学際的な各種の取組みが本格化している。分子ロボット技術をめぐっては、感覚、知能、運動、構造に係る要素技術を確立させてきたが、それらの連関・統合化、分子レベルの設計原理に基づく自己集合・自己組織化に関する知見もまた、今後、当該分野の倫理的な枠組みを考えていくうえで重要なポイントとなるだろう。
演者はこれまで、合成生物学、ロボット工学、人工知能等の近接分野の倫理に関する議論を参照しつつ、有志らと「分子ロボット技術倫理綱領(第1.0版)」を策定し、上述の事柄をふまえた議論を国内外の研究者らと重ねてきた。当該分野には、従来の方法論ではなし得なかった、新たな物質・情報・生命観に根差したシステムの地平が拓かれることが期待されている。それはまた、責任あるイノベーションを社会に展開させていくための理論的基盤にもなり得るものである。今回は、これまでの経緯から、今後必要と考えられる倫理的な視点、そして、議論の方向性について述べてみたい。



◯第2回分子ロボティクス年次大会
大会実行委員長:瀧ノ上正浩(東京工業大学)
プログラム担当:川野竜司(東京農工大学)
会場担当:小宮健(東京工業大学),藤原慶(慶應義塾大学)
会計担当:堀豊(慶應義塾大学)
若手奨励賞担当:堀豊(慶應義塾大学),川野竜司(東京農工大学)
運営委員:佐藤佑介(東京工業大学)

◯お問い合わせ
実行委員長 瀧ノ上 正浩(東京工業大学 情報理工学院)
事務局 office.molbot2019[at]sci.jpn.org